英会話ができれば、プライベートが充実するだけでなく、キャリアアップのためにも役立ちます。
今後のビジネスパーソンに必要なスキルを企業に聞いたアンケートでは、80%以上の人が「英語」と回答しました。
一方、ビジネスパーソンに不足しているスキルに関しても、「英語」と答えた企業が最多とでした。(英語活用実態調査 2019より)
ビジネスパーソンにとって英会話ができれば、より良いキャリアが歩めるチャンスが広がります。
しかし、「英会話をマスターしたいけど、独学で学べないか?」「独学で英会話を勉強しても途中で挫折するのでは?」と考える方もいるでしょう。
確かに、スクールなどに通うよりも、独学で勉強した方が途中で挫折するリスクは高いです。
しかし、コツを抑えれば、独学でも英会話をマスターできます。
本記事では、英会話を独学でマスターするためのコツや勉強法について解説します。
- 英会話を独学でマスターするためのコツ
- おすすめの勉強法
- やってはいけない勉強の仕方
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英会話を独学でマスターするためのコツ
英会話を独学でマスターするためには、以下のようなコツがあります。
スクールなどに通って英会話を習うのに比べて、独学では費用が安いというメリットがある一方で、挫折しやすいという大きなデメリットがあります。
挫折することなく独学で英会話をマスターするには、コツを理解し、効率よく勉強する必要があるでしょう。
独学で英会話をマスターするためのコツを解説するので、しっかりと理解して、効率よく学習してください。
目的を明確にする
挫折せずに学習するためには、英会話をマスターする目的を明確にするのが重要です。
- モチベーションが維持しやすい
- 達成感が得られやすい
- 自分に必要なスキルが明確になる
- 効果的な学習計画が立案しやすい
「なぜ英会話をマスターするのか?」が明確であれば、勉強が辛くなった時にも、勉強を継続する強い助けになってくれます。
英会話をマスターする目的を明確にし、常に意識して学習に取り組むようにしましょう。
毎日勉強する習慣をつける
毎日継続して勉強する習慣をつければ、挫折するリスクが低くなります。
習慣化すると、勉強が日常化し、学習にかかる負担が軽くなるからです。
- 勉強する時間を決める
- 1日15〜30分など短い時間でも構わないので、毎日勉強する
- 勉強に集中できる環境を整える
- 勉強する時間を可視化する
最初のうちは短い時間だったとしても、勉強が辛い日もあるでしょう。
しかし、毎日継続して習慣化すれば、あまり苦労することなく勉強ができるようになります。
スキマ時間に勉強する
生活のスキマ時間を利用すれば、勉強する時間を大幅に増やせます。
パナソニックの調べでは、現代人の無駄なスキマ時間は、1日に1時間9分もあると報告しています。(パナソニック株式会社 プレスリリースより)
- 電車やバスなどでの通勤・通学時間
- 昼休みの空き時間
- 待ち合わせの時間
- 家事の合間の時間
スキマ時間は日常生活の中に多く存在します。
自分の生活のスキマ時間を把握し、勉強に利用すれば、多くの勉強時間が確保できるでしょう。
また、スキマ時間に英会話を勉強するメリットは、勉強時間が確保できる以外にもあります。
- 忙しい人でも時間が確保しやすい
- 継続しやすい
- 飽きにくい
- 大量の時間を確保できる
スキマ時間を英会話の勉強にあてれば、学習効率は大幅にアップするでしょう。
スキマ時間で英会話の勉強をする方法
スキマ時間に英会話の勉強にあてるためには、短時間でできる勉強を常に用意しておくのが不可欠です。
スキマ時間はそれほど長くないため、3〜5分程度でできる勉強を常に用意しておけば、効率的に学習できるからです。
- 英単語の暗記
- 短いリスニング
- 英語のニュースを読む
- 短い文をシャドーイングする
どこでも勉強できるように、教材は常に持ち歩けるものを準備すると良いでしょう。
たとえば、電子書籍やアプリなどを利用するのがおすすめです。
アウトプットの勉強を積極的にする
英会話をマスターするには、インプットの勉強だけでなく、アウトプットの勉強を積極的にするのが大切です。
インプットの勉強 |
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アウトプットの勉強 |
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アウトプットの勉強には、以下のようなメリットがあります。
- より知識が定着しやすい
- 自分の間違いを発見できる
- コミュニケーション能力が身につく
- 英語での思考力が向上する
インプットの勉強とアウトプットの勉強のどちらも、英会話をマスターするためには重要です。
しかし、独学で勉強する場合には、インプットの勉強に偏る傾向があります。
独学で英会話を学習する際には、アウトプットの勉強を意識して取り入れるようにしましょう。
学習内容を記録する
学習した内容を記録すると、挫折するリスクが少なくなり効率的に勉強が進められます。
- 学習の進捗状況を把握できる
- 自分の成長が実感しやすい
- 不足している勉強内容が分かる
- 勉強の習慣化につながる
以下のような内容を記録すれば、効率よく英会話をマスターできます。
記録する内容 | 詳細 |
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学習内容 |
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学習時間 |
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間違いやすい箇所や感想 |
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記録する方法としては、手書きでもスマホでもやりやすい方法で構いません。
最適な記録内容や方法は、個人によって異なります。
勉強した時間だけでも十分に効果があるので、自分に合った方法で毎日の学習内容を記録してみてください。
英会話を独学でマスターするためにおすすめの勉強法
英会話をマスターするために、おすすめの勉強法をいくつか紹介します。
やみくもに勉強していても、効率の良い勉強はできません。
最適な方法で勉強するのが、英会話をマスターする近道です。
英会話をマスターするためのおすすめの勉強法をそれぞれ解説するので、ぜひ試してみてください。
まずは中学レベルの英単語や文法を覚える
英語で聞いたり話したりする前に、基本的な英単語や文法を覚えなくてはいけません。
基本的な英単語や文法が理解できていないと、「聞いても全く理解できない」「話したくても話せない」という事態になるからです。
勉強を始める際には、最低限の基礎力を養うことに注力しましょう。
最低限の基礎力とは、一般的には中学レベルの英単語や文法が身についている状態を指します。
ビジネス会話は難しいですが、日常会話程度であれば中学レベルの英単語や文法を理解しているだけでも、十分に通用するでしょう。
完璧でなくても問題ないので、ある程度中学レベルの英単語や文法を理解できたら、最低限の基礎力は身についたと考え次のステップに進んでください。
シャドーイングやディクテーションでリスニング力を鍛える
英会話で相手の伝えたいことを理解するには、リスニング力を鍛えなくてはいけません。
しかし、ただ英語を聞いているだけでは、リスニング力を効率的に鍛えるのは難しいです。
リスニング力を鍛えるための、おすすめの勉強法を2つ紹介します。
- シャドーイング
- ディクテーション
シャドーイングとディクテーションは、インプットする(聞く)だけでなくアウトプットもする(話すもしくは書く)ため、大変効果の高いリスニングの勉強法です。
2つの勉強法の効果や方法について、詳しく解説します。
シャドーイングの効果や方法
シャドーイングとは、音声を聞いて、少し遅れて声を出して発音する勉強法です。
- リスニング力が鍛えられる
- 発音の練習が上達する
- 語彙力の強化につながる
シャドーイングは、リスニングに加えて、スピーキングの練習になります。
シャドーイングの方法は以下の通りです。
- テキストなどの文章を見ずに英語を聞く
- テキストを見ながら、もう一度音声を聞く
- テキストを見ながら音声を聞き、後に続いて発音する
- テキストを見ないで音声を聞き、音声の後に続いて発音する
ディクテーションの効果や方法
ディクテーションとは、聞いた文章をそのまま書き出す勉強法です。
- リスニング力が鍛えられる
- 語彙力が向上する
- 文法の理解につながる
ディクテーションは、リスニングだけでなく、ライティングも同時に鍛えられます。
ディクテーションの方法は以下の通りです。
- 全文を聞き、全体を把握する
- 一文ずつ音声を止めて聞いてから、文を書き出す
- もう一度全文を聞き、必要なら修正をする
- テキストを見て、答え合わせをする
- 聞き取れなかった箇所があれば、なぜ聞き取れなかったかを分析する
どんどんアウトプットしてスピーキング力を鍛える
スピーキング力を鍛えるためには、どんどんアウトプットするのが効果的です。
独学でも可能なアウトプットの方法は、以下の通りです。
- 独り言
- 音読
- ロールプレイ
- 英語のアプリを利用
- オンライン英会話
独り言や音読などであれば、お金をかけずにスピーキング力を鍛えられます。
しかし、実際に相手と英語で会話するのが、スピーキング力を鍛えるには最も効果的です。
あまりお金をかけることなく、ネイティブの方と英会話をしたいのであれば、オンライン英会話がおすすめです。
- 英会話スクールに通うよりも、格安で英会話ができる
- 自宅など学習する場所を選ばない
- 比較的自由な時間にできる
- マンツーマンの場合が多く、短い時間でも多くの会話ができる
- 自分に合った講師を選べる場合が多い
オンライン英会話であれば、比較的格安に、いつでもどこでも英会話ができます。
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英会話を独学でマスターするためにやってはいけない勉強の仕方
英会話を独学で勉強するために、やってはいけない勉強の仕方は以下の通りです。
上記の勉強の仕方では、効率的に英会話を勉強できないだけでなく、挫折するリスクが高くなります。
しかし、やってはいけない勉強の仕方さえ理解できれば、挫折するリスクを回避できるでしょう。
やってはいけない勉強の仕方についてそれぞれ解説するので、英会話をマスターするための参考にしてください。
高いハードルを設定する
勉強する上で、高いハードルを設定するのは、挫折の原因の一つになります。
- 達成感を得られにくく、モチベーションが低下しやすい
- 目標へのプレッシャーから、焦りや不安を感じやすい
- 非現実的な目標であることが多く、学習効率が低下する
高いハードルを設定しても、メリットは少なく、足枷になるだけです。
- 「1ヶ月で流暢に話せるようになる」などの高い目標
- 「1日に10時間勉強する」などの重いノルマ
- 「全ての文法を完璧にマスターする」などの完璧主義的な考え方
挫折をするリスクを低くするためには、目標を細分化し、小さな目標を立てるのが効果的です。
- 毎日10分英語の音声を聞く
- 1日に1つ英単語を覚える
- 毎日英語で短い日記を書く
- 毎日15分勉強する
小さな目標であれば、達成しやすいため、モチベーションが維持しやすく継続に繋げやすいです。
大きな目標を立てるのではなく、毎日達成できるような小さな目標を立てるようにしましょう。
完璧を目指す
「間違えてはいけない」などの完璧を求める考え方は、英会話をマスターする妨げにしかなりません。
完璧を目指してしまうと「間違えた文法では恥ずかしい」などと思うようになり、他の人と積極的にコミュニケーションができなくなるからです。
他の人とコミュニケーションをすることで、英会話は上達していきます。
少し単語や文法が間違っていたとしても、積極的にコミュニケーションするのが重要です。
ネイティブでも完璧な文法を使っているわけではありません。
少しくらい間違えていたとしても、恥ずかしがらずにコミュニケーションをするのが、英会話を上達させる鍵です。
英語を日本語に訳して理解しようとする
日本人の場合、英語を日本語に訳して理解しようとする人が多いですが、効率的な方法とは言えません。
- 英語を聞いても反応するまでの時間がかかり、スムーズな英会話の妨げとなる
- 英語は日本語に訳せない、もしくはニュアンスが変わってしまうことがある
- 英語的な思考回路が育たない
英会話をマスターする上で、絶対に英語を日本語訳してはいけないわけではありません。
最初のうちは、文法などを覚えるためにも、英語を日本語訳するのも必要です。
しかし、スムーズな英会話を身につけるには、英語を英語のまま理解し英語で考える癖をつけるのが大切です。
英語のまま理解するのは、最初のうちは難しく感じるでしょう。
しかし、たくさん聞いたり話したりすることで、少しずつ英語のまま理解できるようになります。
英会話は独学でもコツを理解すればマスターできる!
英会話を独学で勉強すると、お金があまりかからないというメリットがある一方で、挫折しやすいというデメリットがあります。
しかし、コツを知って効率よく勉強すれば、英会話は独学でもマスターできます。
- 目的を明確にする
- 毎日勉強する習慣をつける
- スキマ時間に勉強する
- アウトプットの勉強を積極的にする
- 学習内容を記録する
英会話をマスターすれば、仕事において大きな武器となり、キャリアアップにもつながるでしょう。
本記事で紹介したコツやおすすめの勉強法を参考にして、独学での英会話のマスターにチャレンジしてみてください。